コラム

顎関節症の原因は噛み合わせだけじゃない|食いしばり・姿勢も影響

顎が痛い、口が開かない、食事のたびにカクッと音が鳴る——こうした症状に悩む方の多くが「噛み合わせが悪いから顎関節症になる」と考えがちです。
もちろん噛み合わせは要因のひとつですが、それだけが原因ではありません。
実は、食いしばりや姿勢不良、さらには骨盤・脊柱のゆがみなど、全身の状態が密接に関係しています。
本記事では、顎関節症の本当の原因と、自分でできる対策、そして根本改善を目指すための施術について詳しく解説します。

顎関節症はなぜ起こる?噛み合わせ以外の原因を解説

顎関節症は、顎まわりの関節や筋肉の働きが乱れることで発症します。特に現代では、スマートフォンやデスクワークの普及により姿勢が崩れやすく、顎の負担が増えるケースが少なくありません。ここでは噛み合わせ以外の原因について詳しく見ていきます。

食いしばり・歯ぎしりによる筋緊張

ストレスや集中時の癖として増えているのが食いしばりや歯ぎしりです。無意識のうちに顎まわりの筋肉(特に咬筋)に強い力がかかり、筋肉が硬くなることで痛みや口の開きづらさを引き起こします。
日中の食いしばりはもちろん、就寝中の歯ぎしりは自覚しにくいため、知らないうちに症状を悪化させてしまうことも多いのが特徴です。

ストレートネックなど姿勢不良との関連

姿勢不良は顎関節症の大きな原因の一つです。特にストレートネックになると頭が前に出るため、顎周囲の筋肉や関節に常に負担がかかり続けます。頭の重さは約4〜6kgあるため、姿勢が崩れるだけで顎の関節は想像以上の負荷を受けるのです。
さらに、姿勢の乱れは肩や首の筋肉の過緊張を引き起こし、それが顎の動きをさらに阻害する悪循環につながります。

骨盤・脊柱のゆがみが顎に与える影響

顎関節症の背景には「体全体のバランス」が深く関わっています。骨盤や脊柱がゆがむと姿勢が崩れ、頭の位置が不安定になります。その結果、顎まわりの筋肉が過剰に働き、食いしばりを助長したり、口を開ける際の軌道が乱れたりします。
身体の土台である骨盤が傾くと、バランスを取るために上半身は必ず compensatory(代償)動作を行います。その影響が顎に及ぶため、顎関節症の改善には骨盤や脊柱の調整が欠かせません。

顎関節症を放置するとどうなる?悪化リスクと日常生活への影響

顎関節症は放置していても自然に治ることもありますが、多くの場合は悪化したり再発を繰り返したりします。特に、食事中の痛みが増える、口がさらに開かなくなる、頭痛・肩こりが慢性化するなど、日常生活への影響は少なくありません。
また、筋肉の緊張が続くことで姿勢が崩れ、さらに顎の負担を増やす悪循環に陥ることもあります。早めのケアが重要です。

自分でできる顎関節症のセルフケア方法

顎関節症の改善には、日常の習慣を整えることがとても大切です。姿勢を改善し、顎周囲の緊張を減らすことで、症状の緩和や再発予防につながります。ここでは自宅でできる簡単なケア方法を紹介します。

姿勢を整える日常習慣

まずは、スマートフォンを見るときやデスクワークの際に、頭が前に出ないよう意識しましょう。椅子に深く座り、骨盤を立てることで自然と背骨が整い、顎への負担も軽減します。また、30分に一度軽く立ち上がるだけでも筋緊張を防ぐことができます。

顎の負担を軽減するセルフストレッチ

顎の開閉をスムーズにするには、咬筋や側頭筋の緊張を和らげることが必要です。こめかみや頬の奥を軽くほぐしたり、首回りのストレッチを行うだけでも血流が改善し、痛みの軽減につながります。無理な大きな開口は逆効果なので注意が必要です。

顎関節症の改善に有効な施術とは?姿勢・骨格から整える理由

顎関節症の症状を根本から改善するには、顎まわりだけにアプローチするのではなく、身体全体のバランスを整えることが欠かせません。顎の関節は頭部の位置に強く影響されており、その頭部を支えるのは脊柱、さらに脊柱を支えるのが骨盤です。つまり、土台となる骨盤と脊柱が乱れると、顎にも大きな負担がかかってしまうのです。
ここでは、顎関節症に対して効果的な施術の考え方と、そのメリットについて解説します。

骨盤・脊柱のバランスを整えて顎への負担を軽減

土台である骨盤が傾いたり、脊柱がねじれたりしていると、頭の位置が前方へずれ、結果として顎に過剰な力がかかります。その状態が続くと、咬筋や側頭筋の緊張が増し、痛みや開口制限につながることがあります。
骨盤・脊柱を整えることで頭部の位置が安定し、顎の関節と筋肉にかかる負荷を軽減できます。また、姿勢の改善によって再発しづらい身体づくりが可能になります。

咬筋に対する鍼灸施術で筋緊張を緩和

顎の痛みを訴える患者さんの多くに共通するのが「咬筋の強い緊張」です。咬筋は顎を動かす主役の筋肉であり、食いしばりやストレスの影響を強く受けやすい部位でもあります。
鍼灸施術は、深部の筋緊張に直接アプローチできるため、硬くなった咬筋を効率よくゆるめることができます。筋肉の柔軟性が戻ることで、開口のしやすさや痛みの軽減が期待でき、施術後すぐに変化を感じる方も珍しくありません。

当院の顎関節症施術の特徴|姿勢の専門家による根本改善

当院では、顎まわりだけを施術するのではなく、「骨盤・脊柱の調整 × 咬筋への鍼灸施術」を組み合わせ、根本改善を目指します。国家資格者が担当し、施術歴30年の経験をもとに、顎関節症の原因を丁寧に評価しながら最適な施術を行います。

30分の施術で軽症は1回、中重症は4〜5回を目安に改善

施術時間はおよそ30分。
軽症の場合は1回で痛みの緩和を実感される方も多く、重症・慢性化しているケースでも4〜5回の継続施術で変化が出やすい傾向があります。
毎回の状態を細かく評価し、必要に応じて施術内容を調整するため、リスクを避けながら効率的な改善を図ることができます。

週1回の来院で変化を実感しやすい施術計画

顎関節症は日常の癖や姿勢が影響しやすいため、間隔を空けすぎると改善が遅れてしまうことがあります。
当院では週1回のペースを推奨し、身体が整った状態を維持しながら段階的な改善を行います。セルフケアの指導も行い、症状の再発予防にも取り組んでいます。

顎関節症に特化した評価×国家資格者×施術歴30年の専門対応

当院の強みは、顎関節症に特化した評価体制にあります。
顎の動き方、姿勢、骨盤・脊柱の状態、筋肉の緊張度などを総合的に観察し、原因を見極めたうえで施術を行います。
担当する施術者は国家資格者であり、これまで30年にわたり数多くの顎関節症の症状と向き合ってきました。
経験に基づいた繊細な施術と、患者様一人ひとりに合わせたアプローチが、多くの方から高い信頼をいただいている理由です。

まとめ

顎関節症は噛み合わせだけでなく、食いしばり、姿勢の乱れ、骨盤・脊柱のゆがみなど多くの要因が絡み合って起こります。特に現代は姿勢不良が増えているため、顎に負担がかかりやすい環境にあります。
症状を改善するには、顎だけを見るのではなく、身体全体のバランスを整えることが重要です。

当院では、骨盤・脊柱の調整と咬筋への鍼灸施術を組み合わせた独自のアプローチを採用し、軽症から中重症まで幅広いケースに対応しています。施術歴30年の国家資格者が担当し、週1回の施術で効率的に改善を目指すことが可能です。
顎の痛みや開口制限でお悩みの方は、早めのケアを検討してみてください。

参考文献

・日本顎関節学会「顎関節症の診断と分類」
・厚生労働省:姿勢と身体の健康に関する資料
・理学療法関連専門書籍

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この記事を書いた人

井澤晴彦

井澤 晴彦

カイロプラクター歴30年。施術を通して患者様の生涯のパーソナルケアを 担当させて頂きたいと思っております。お身体に関する以外の小さな事でも気軽にご相談してください。 プロフィールはこちら