寝違えの痛みの出現時間の違いと治療法

寝違えしてしまった時に知っておいて欲しいこと、して欲しいこと

寝違えとは…

朝、起床時とともに首や肩部に痛みを伴う頚部の運動不全を起こすものであり、
細かい症状としては、首の後頭部やや外側、肩甲骨のやや上方付近に
疼痛があり、首を横に倒したり、左右に回旋することができなくなる。

寝違えの原因

日常の不良姿勢、日中の筋疲労、飲酒、寝不足など様々あるが、
直接的には就寝時の姿勢からくるものが大きい。

就寝中に過度に首を倒す、あるいは捻ったままの姿勢が続いたために
筋肉を過伸展(伸ばしすぎ)することが原因。

筋肉の繊維は伸ばしすぎると、中にある筋紡錘・腱紡錘というセンサーが働き
筋肉線維を勝手に収縮させるという機能を持っている。

この筋肉の異常緊張、痙攣が寝違えの原因であり、
体の防御反射の一つである。

肩甲挙筋

肩甲挙筋

肩甲挙筋という筋肉の痛みによる運動不全が見られる。
図の黄点が痛みの好発部位である。

頚椎は7個あるが、回旋運動の60%は頸椎の1番と2番の間で行われる。

肩甲挙筋の起支部は頚椎の1~4番の横突起というところなので頚椎の回旋運動には
この筋肉がとても関係している。

寝違えは必ずしも朝に痛みがでるわけではありません。

睡眠時間と痛みの発生

睡眠時間と痛みの発生

図のように夜11時に就寝して朝7時に起床したとする。
おおよそだが、
3時ころに首を過度に伸ばししてしまったとする。
このタイプでは朝、起床とともに首が痛み出し、動かなくなる。

ところが、6時ころに首を過度に伸ばししてしまったとする。
このタイプでは、起床時には痛みを感じない事が多く、
いつも通り会社、学校等に出勤・通学するが昼頃から首が痛み出し、動かなくなる。

朝、痛くはなかったので、患者様の頭の中では「寝違え」というイメージがない。
原因となる筋肉を伸ばした時間により、痛みの発生時間も異なるのだ。

治療法(セルフケア)

肩の運動

急性の場合、アイシングをした方がよいとは言いますが、
冷やしても、温めても最終的には血流を改善するので、どちらでもいいと思います。
私の臨床経験から言わせてもらいますと、お風呂等で温めた方が、治りが早いですね。

筋肉性の寝違えの場合、痛みのほとんどはこの肩甲挙筋にみられる事が多い。
筋肉が異常緊張を起こしていて収縮したまま緩まなくなっている状態で
痛みの出ている部位の血行を改善することがベスト。

頚部は動かせないので、肩甲挙筋の停止部である肩甲骨を動かすことで
血流改善、次第に筋緊張も無くなり首の回旋もしやすくなる。

腕を水平以上に上げると肩甲骨も同時に挙上するので、
肩甲下筋を痛みが少なく動かす事が出来ます。

子供の寝違えでは時として、首が90°近くまで曲がっているのを見かける事があるが
成人と違い筋力も弱く、身体も柔らかいので、あまり心配する必要はないと思います。

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